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地域に伝わる民話シリーズ<4>

子育て幽霊
照屋 守繁(明治44年11月10日生) 照間


 妊娠した人が病気で死んでしまってよ。そのまま墓に葬ったんだろう。墓に葬ったら、墓の中で子どもが産まれてよ。産まれたんだが、お乳もやれないでしょう。
それで、死んだ母親は毎晩毎晩近くの店へ行って、その子のミルクとかお菓子とか買いに行ったってよ。店の人も、いつもこの女から金は取るのだが、翌日見たら、ただの紙切れになっていたというんだな。
幽霊になって、その日は店の人もお金に見えるんだが、翌日見ると、普通の紙切れだったという話を聞いたよ。


(昭和61年11月25日聴取)
「よなぐすくの民話」与那城村教育委員会 発行より


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